バイオリンやチェロなどの木製の楽器には、湿気が大敵ですよね?
普段の生活で湿気に気をつけていても、なかなか避けられないのが手汗…。
楽器への影響だけでなく、指板が汗で白っぽくなって恥ずかしかったり、弦がすぐに錆びて他の人よりお金がかかったり、想像している音が出ない…なんてこともありますよね?
ここでは、バイオリン・チェロ奏者向けの簡単な7つの手汗対策を紹介します!
すぐにできる手汗対策で、今日からもっと気持ちよく演奏ができるようになりますよ♪
目次
バイオリン・チェロの手汗対策〜準備編〜
まずは〇〇で手汗を止めよう!
バイオリン・チェロを弾く前に、日常的に手汗のケアをしていますか?
手汗は、日頃から制汗剤でケアをしていれば、少しずつ量が少なくなります♪
毎日たった数分のケアで、気持ちよく演奏することができるんです!
ただ、市販のスプレータイプの制汗剤では効果がないので注意してください!
なぜかというと、手のひらの汗腺は他の部位と比べると小さく、数倍の量の汗腺があるので、脇用などの粒子が大きい制汗剤だと太刀打ちできないから。
最近は、手汗専用のものが多く売っているので、まずは手汗用制汗剤で毎日手汗のケアをしましょう♪
使った瞬間に手がサラサラになりますし、持ち運べるので、レッスン前や演奏会の直前に手汗を止められる安心感もあります。
また、手汗用制汗剤は「クロルヒドロキシアルミニウム」という肌に優しい成分を使っているものが多いので、大事な指先が荒れないように配慮してあり、バイオリニスト・チェリストにはぴったりです♪
※塩化アルミニウムを主成分としているものは、肌への刺激が強いので注意してください。
おすすめの手汗用制汗剤は「テサラン」というもので、1本3,000円程度で約3ヶ月使えます。
バイオリン・チェロは、3~6ヶ月に1回くらい弦を張り替える方もいると思いますが、ギターの弦などと違い、数千円から数万円と値段が高いですよね…。
特に、手汗をかく場合、弦を張り替える間隔が短くなる人も多く、出費がバカになりません。
3,000円程度で弦交換の回数を減らせると考えると、お得ですよね♪
手汗が減れば、弦を交換する回数が減り、手間とお金がかからず、一石二鳥!
さらに、気持ちよく演奏できるので一石三鳥です!
いやいや、日常生活での手汗の悩みもなくなるので一石四鳥!?
「手汗のせいでバイオリン・チェロの演奏に支障が出て困っている…」
という方は、まずは毎日の手汗のケアから初めてみてくださいね♪
【他の手汗用制汗剤を比べる方はここをクリック!】
⇒手が大好きになる!ホントに効果があった手汗用制汗剤ランキング!
錆びにくい弦に張り替えよう!
弦が手汗のせいで錆びてしまい、張り替える回数が多く、他の人よりもお金がかかって困りますよね?
そんな方はステンレス製の弦がおすすめ♪
ステンレス製のものは錆びにくいので、手汗で悩んでいる方にはぜひ使って欲しいです。
特に評判の良いステンレス製の弦は「プリム・リサ」というもの。
逆に、ガット弦は音が良いと評判ですが、手汗の影響を受けやすいというデメリットがあるため、残念ですが避けたほうが良さそうです…。
弓の棹には滑らないタイプのニスを塗ってもらおう!
意外と厄介なのが、演奏中に手汗で弓の持ち手が滑ってしまうこと。
指先は特に手汗が出やすい部位でもあるので、ズルッと滑りますよね?
そんな方は弓の棹に滑らないタイプのニスを塗ってもらうのがおすすめ。
楽器屋さんで数千円で出来るそうですよ!
セロハンを貼って対策をしている人もいるようですが、ちょっと見栄えが気になる方はニスを塗ってもらいましょう♪
バイオリン・チェロの手汗対策〜演奏時編〜
ネックを強く握らないように意識しよう!
演奏中、無意識にネックを強く握っていませんか?
体の反射で、手を強く握ると手汗が出ることが医学的にわかっています。
少しの意識で手汗の症状が和らぐので、演奏に支障が出ない程度、力を抜いてみましょう!
手の水分量を調節するツボを押してみよう!
「手の水分量を調節してくれるツボ」があるのをご存知でしょうか?
それが、手のひらの真ん中にある「労宮(ろうきゅう)」と、手の甲の親指と人差し指の間にある「合谷(ごうこく)」というツボなんです♪
押すだけなので、手軽に手汗をコントロールできますよ。
実際は、手の水分量を調節しているわけではなく、リラックスすることで手汗を出にくくしてくれます。
手汗は、緊張している状態や、興奮している状態の時に大量に分泌されるので、リラックスした状態を維持することはとても大切。
大きな効果は期待できませんが、「少しリラックスする」くらいの感覚で、演奏の合間に実践してほしいですね!
タオルと〇〇を用意しておく!
バイオリン・チェロ奏者の方は、よく膝の上にタオルを用意していますよね?
原始的ではありますが、手汗が出てしまった時に頼りになるのはやはりタオルです。
タオルで余分な手汗を吸い取ってから、サッと手汗用制汗剤を使えば、一曲一曲気持ち良く演奏できますよ♪
【手汗用制汗剤を探しますか?】
バイオリン・チェロの手汗対策〜演奏後編〜
アフターケアは怠らないようにしましょう!
バイオリン・チェロ奏者のほとんどは、楽器を本当に大事にしている印象が強いので大丈夫だとは思いますが、アフターケアはしっかりやりましょう!
✅ 楽器本体と弓の棹は上質なクロスで拭く
✅ 弦に錆止めスプレーを吹きかける
✅ 涼しくて暗い場所に大切に保管する
最低限、この3つはやっておくようにしてください。
アフターケアをしっかりすることで、楽器が長持ちしますし、気持ち良く演奏できますよね?
もちろん、弦や弓の毛も緩めてあげてください!
バイオリン・チェロ奏者に手術は不向き!?
手汗を根本的に止める方法として「手術」があります。
できれば手汗を完治したいですよね?
しかし、手術では手汗が止まる代わりに、背中やモモなど他の場所から大量の汗が出る「代償性発汗」という副作用が残ります。
バイオリン・チェロ奏者(女性)は、ドレスで発表する機会も多いハズ。
想像の通り、バイロリン・チェロ奏者にとって代償性発汗は、手汗よりも大きな悩みになる可能性が高いため、オススメできません。
ですが、手術と同じように手汗を完治させる治療がもう一つあります。
それが「ビューホット」という新しい治療。
どうしても手汗を完治したい方、症状が重い方はこちらがオススメです。
バイオリン・チェロの手汗対策まとめ
- 制汗剤で手汗を止める
- 錆びにくい弦を使う
- 弓の棹には滑りにくいニスを塗る
- ネックを強く握らない
- 手汗を調節するツボを押す
- タオルを用意する
- アフターケアを怠らない
いかがでしたか?
バイオリン・チェロ奏者にとって手汗は大敵!
今日からあなたも実践して、気持ちよく演奏しませんか?
また、手汗を止める治療法にはいくつか種類があるので、あなたに合ったものを選んでみてくださいね♪